大崎西口駅前地区で再開発計画、地上24階・延床約9万800㎡の複合施設を検討

東京都
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JR大崎駅西口に位置する「大崎西口駅前地区(大崎駅西口F東地区)」で、大規模な再開発が計画されています。

大崎西口駅前地区市街地再開発準備組合がまとめた計画案では、地上24階、高さ約142m、延床面積約9万800㎡の複合施設を整備する予定です。

事務所、商業、住宅などを導入するほか、大崎駅や周辺市街地につながる歩行者デッキ、広場、緑化空間の整備も検討されています。

ただし、2026年7月時点では都市計画決定前の計画段階です。施設の規模や用途、完成時期などは、今後の都市計画手続きや事業検討によって変更される可能性があります。

大崎西口駅前地区再開発の計画概要

計画名称(仮称)大崎西口駅前地区開発計画
地区名称大崎西口駅前地区(大崎駅西口F東地区)
所在地東京都品川区大崎三丁目6番周辺
敷地面積約9,400㎡
延床面積約90,800㎡
施設規模地上24階、地下駐車場など
建物高さ約142m
主要用途事務所、商業、住宅など
事業主体大崎西口駅前地区市街地再開発準備組合
計画状況都市計画決定前の事業計画案

計画地はJR大崎駅の西側にあり、駅から近い立地です。品川区の資料では「大崎駅西口F東地区」とも表記されています。

なお、上記は2026年6月に品川区議会へ示された近隣説明会資料に基づく計画案です。確定した建築計画ではない点に注意してください。

再開発では事務所・商業・住宅を整備する予定

再開発施設には、大崎駅前の立地を生かした事務所、商業、住宅などの機能を導入する計画です。

現時点では、商業施設の店舗数、住宅戸数、オフィスの入居企業など、用途ごとの詳しい内訳は公表されていません。

大崎駅周辺では、ThinkParkや大崎ウエストシティタワーズ、大崎ウィズシティなどの整備が段階的に進められてきました。今回の計画地は、こうした既存の再開発地区に隣接するエリアです。

再開発の主な目的は防災性と歩行者環境の改善

準備組合が示した資料では、計画地が抱える主な課題として、次の3点が挙げられています。

  • 旧耐震基準で建てられた建物の老朽化
  • 緑地や広場などの不足
  • 大崎駅や周辺市街地を結ぶ歩行者ネットワークの不足

地区内にある建物のうち、半数が旧耐震基準の建物とされています。再開発によって建物の不燃化や耐震化を進め、地域の防災性を高める方針です。

また、敷地内には緑豊かな歩行者空間や広場を整備し、駅前で休憩や待ち合わせに利用できる空間を設けることも検討されています。

大崎駅と周辺地区を結ぶ歩行者デッキを整備

今回の計画で生活への影響が大きいと考えられるのが、歩行者ネットワークの整備です。

計画案では、大崎駅と再開発施設を接続するデッキに加え、地区南側にあるF南地区方面へつながる通路を整備する方針が示されています。

大崎駅周辺には高低差があり、駅と西側の住宅地を徒歩で移動する際に階段や坂道を通る場所があります。歩行者デッキが整備されれば、駅から周辺地区への移動経路が分かりやすくなり、回遊性や歩行者の安全性が向上する可能性があります。

ただし、デッキの正確な接続位置、利用時間、バリアフリー設備などの詳細は、今後の計画で確認する必要があります。

2026年7月時点では都市計画決定前

大崎西口駅前地区では、2012年11月に「大崎西口駅前まちづくり協議会」が設立され、2014年8月に「大崎西口駅前地区市街地再開発準備組合」が設立されました。

その後、準備組合による検討が進められ、2026年に事業計画案がまとめられています。

品川区が公表した資料では、今後、準備組合からの企画提案を受けて、次のような都市計画手続きを進める予定です。

  1. 都市計画原案の縦覧および説明会
  2. 都市計画案の縦覧および説明会
  3. 品川区都市計画審議会での審議
  4. 東京都都市計画審議会での審議

検討される都市計画には、第一種市街地再開発事業の決定、大崎駅西口地区地区計画の変更、防火・準防火地域や高度地区の変更などが含まれます。

完成時期や着工時期は今後変更される可能性がある

建設通信新聞は、2026年度末の都市計画決定、2027年度末の再開発組合設立、2033年度から2034年度ごろの竣工を目指す計画と報じています。

一方、品川区が2026年6月に公表した近隣説明会資料には、着工時期や完成時期の確定日程は記載されていません。

再開発事業では、都市計画決定後にも組合設立認可、権利変換計画認可、既存建物の解体、建築工事など複数の手続きが必要です。そのため、現段階の時期は目標として捉え、今後の公式発表を確認する必要があります。

周辺住民や大崎駅利用者が確認しておきたい点

今回の再開発で特に確認したいのは、建物の規模だけではありません。

  • 歩行者デッキの接続位置と利用可能時間
  • 商業施設や住宅の具体的な規模
  • 工事期間中の通行経路や交通規制
  • 工事車両、騒音、振動への対策
  • 広場や緑化空間の配置
  • 既存店舗や住宅への影響
  • 災害時に利用できる施設や空間の有無

周辺に住んでいる人は、今後実施される都市計画説明会や縦覧の情報を確認し、計画図や歩行者動線、工事計画を確認することが重要です。

大崎駅を通勤や通学で利用する人にとっては、完成後の利便性だけでなく、長期間にわたる可能性がある工事中の駅周辺動線にも注意が必要です。

大崎西口駅前地区の再開発はまだ計画段階

大崎西口駅前地区では、地上24階、高さ約142m、延床面積約9万800㎡の複合施設を整備する計画が進められています。

事務所、商業、住宅などの導入に加え、旧耐震建物の建て替え、広場や緑化空間の確保、大崎駅と周辺地区を結ぶ歩行者デッキの整備が主なポイントです。

一方で、2026年7月時点では都市計画決定前であり、施設内容や事業スケジュールは確定していません。今後は、品川区による都市計画手続きや再開発準備組合の発表を確認する必要があります。

情報確認日:2026年7月25日

参考:品川区議会「大崎西口駅前地区(大崎駅西口F東地区)の再開発事業に係る事業者による近隣説明会の開催について」品川区「市街地再開発事業の状況」

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