広島市西区観音新町の広島マリーナホップ跡地で計画されている「ひろしまモビリティワールド」は、開業予定時期が2027年春から2028年春へ変更されました。
運営会社の株式会社ひろしまモビリティワールドが2026年7月17日に発表したもので、建設資材の調達環境悪化により、工事着手に向けた準備に想定以上の時間が必要になっていることが主な理由です。
一方で施設計画自体は進められており、開業延期の発表とあわせて現在の計画を反映した新たな完成イメージも公開されています。
| 施設名 | ひろしまモビリティワールド |
|---|---|
| 場所 | 広島市西区観音新町4丁目(広島マリーナホップ跡地) |
| 旧開業予定 | 2027年春 |
| 新開業予定 | 2028年春 |
| 延期の主な理由 | 建設資材の調達環境悪化など |
| 運営 | 株式会社ひろしまモビリティワールド |
ひろしまモビリティワールドは2028年春開業予定に変更
株式会社ひろしまモビリティワールドは2026年7月17日、従来予定していた2027年春の開業を1年延期し、2028年春へ変更すると発表しました。
運営会社によると、必要な建設資材を安定して確保することが難しい状況が続き、建設工事を始めるための準備に当初の想定以上の時間を要しています。
工事計画の見通しが十分に立たないまま当初スケジュールを優先して進めるのではなく、安全と品質を優先して開業時期を変更したと説明しています。
新しい開業時期と完成イメージは、ひろしまモビリティワールドの公式プレスリリースでも確認できます。
なぜ1年延期?資材調達環境の悪化が主な理由
運営会社の発表では、世界的な資材供給網の混乱などにより、建築工事に必要な資材の安定確保が難しい状況が続いていることが説明されています。
さらに広島県が2026年9月に公表した資料では、運営会社からの延期申請について「中東情勢の影響による資材調達難等」が主な理由と整理されています。
つまり今回の延期は施設計画そのものの中止ではなく、建設資材の調達や工事着手までのスケジュールを現実的なものに見直した形です。
新たな完成イメージを公開|広場やカフェ、緑地も計画
開業延期と同時に、新しい施設全体の完成イメージも公開されました。
現在の計画では、モビリティ体験を中心にしながら、広場、カフェ、緑地、イベントスペースなどを一体的に配置し、幅広い世代が一日を通して過ごせる複合施設を目指しています。
公開された完成イメージでは、広い敷地の中に複数の建物や駐車スペース、場内を通る道路、緑地などが配置された全体像と、道路沿いに施設が並ぶイメージが示されています。
また、完成イメージには「将来的にカートエリアに大屋根建設を計画」との記載もあります。
現在のひろしまモビリティワールド公式サイトでは、常設の大型ステージを備え、音楽フェスやスポーツイベント、展示会、地域マルシェなど幅広いイベントに対応する構想も紹介されています。
どんな施設ができる?2025年に公表された計画も整理
ひろしまモビリティワールドの具体的な施設内容は今後も設計・構想の検討が続きますが、2025年4月に広島県が公表した計画では、大きく3つのゾーンに分ける構想が示されていました。
- Drive Avenue:旧車・中古車ディーラー、バイクショップ、高級レンタカーなどを想定したバイカーズ&モビリティエリア
- Marina Terrace:ホテル、レストラン、温浴施設などを想定したマリーナエリア
- Crazy Box:EVカート場、VR施設、多目的イベントスペースなどを想定したエンターテインメントエリア
ただし、これは2025年時点で公表された計画です。
2026年7月の発表では、新たな事業者も加わりながら設計や構想の検討を進め、施設内容の充実を図っているとされています。ホテルや温浴施設を含め、個別施設やテナントの最終的な構成については今後の正式発表を確認する必要があります。
場所は広島マリーナホップ跡地
建設予定地は、広島市西区観音新町にあった「広島マリーナホップ」の跡地です。
広島県の資料によると、この県有地では2005年3月から広島マリーナホップが運営されていました。その跡地を活用し、新たなにぎわいを生み出す施設としてひろしまモビリティワールドの整備が進められています。
現在の公式サイトでは案内住所を「広島県広島市西区観音新町4丁目14-35」としています。一方、2026年7月のプレスリリースでは事業地を「広島市西区観音新町四丁目2874番94他」と表記しています。
広島県は延期を承認、再延期は原則認めない条件も
開業延期に伴い、広島県と運営会社の土地契約上のスケジュールも変更されています。
広島県は、当初「土地の引渡しから2年以内(2027年4月14日まで)」としていた指定用途供用開始期限を、「土地の引渡しから3年以内(2028年4月14日まで)」へ1年間延長することを条件付きで承認しました。
その条件の一つとして、原則として今後さらに指定期日の延期を申請することは認めないとされています。ただし、土地のき損や天災地変の影響など、やむを得ない場合は例外です。
また、運営会社には事業計画や資金計画などを見直す際、より精緻な計画とすることも求められています。広島県は2026年8月26日付で延期承認を通知し、同日付で運営会社と覚書を締結しています。
正式な開業日や料金・テナントは今後の発表待ち
2026年9月時点で正式に示されている開業時期は「2028年春」までで、具体的な開業日は発表されていません。
また、営業時間、入場料金、各体験施設の利用料金、最終的なテナント一覧、駐車場の利用条件なども、今後明らかになる情報が多く残っています。
開業は1年延期となりましたが、新たな完成イメージの公開や施設計画の見直しは進められています。広島マリーナホップ跡地がどのような新しい拠点へ変わるのか、今後は工事着手時期やテナント、具体的な開業日の発表が注目されます。
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